え~ 早いもので、熊本地震から5か月がたちました。
このブログも、久しぶりに投稿します。
とりあえず、けじめとして震災のことをまとめてから、通常モードに戻らなければいけないと思っていたのですが、書き出すと大変だなと思い、ついつい5か月もたってしまいました。
4/14の前震(前震という呼び方はもうしないらしいけどわかりやすいので)は、とてもひどかったのですが、被害も少なくまだこれくらいで済んだならよかったね。という感じでした。
そして、あとは余震だからそれほどひどいことにはならないだろうと安心していたところで16日未明の本震。
前震の時もすさまじい揺れだったけど、本震はやっぱりすごかった。
音で表現すると「ガタガタガタ」ではなく「ズガガガガガガ~」って感じです。
震度を確認しよう思って調べてみたら、14~16日は震度5とか震度6とかが結構多いです。
http://www.tenki.jp/bousai/earthquake/entries_by_date?order=outbreak_datetime&&desc=1&date=20160415
この前、震度5を久しぶりに体感しましたが、やはり震度5でも結構怖かったです。
改めて、すごい地震だったなと思いました。
けんちゃんが住んでいる地域は、家が倒壊するほどではなかったものの、瓦の被害やブロック、石垣などはかなりやらていました。
1件だけ倒壊して、3人生き埋めだったのですが何とか無事でした。
意外だったのは、ブロック基礎で旧耐震基準(昭和56年以前)のひ弱そうな木造の建物でも、外壁の滑落や基礎の破壊などがありながらも倒壊までには至らないということです。
もちろんその後住むことはできないかもしれないのですが、倒壊して下敷きになるということはないようです。
そして、本震が夜中だった事と季節が過ごしやすい時期だったことは、不謹慎ながらとてもラッキーだった思います。
昼間だったら、商業施設などの天井が落ちて多くのけが人が出たでしょうし、冬場だったら多くの火事で大混乱だったと思います。
しかも、寒かったら避難生活も大変でした。
もちろん津波も来てないわけで、東北のことを思うと私達はまだラッキーだったなと思います。
16日以降は、かなりの大混乱でした。
電気、水道、ガスはストップして、道路にはブロック塀のがれきが散乱、屋根の瓦はずれ落ちて、外壁はモルタル壁が剥がれ落ちている。
二日間は、家族やご近所の身の回りの生活を確保することで精一杯でした。
けんちゃんとしてできることは、屋根の補修や道路のがれきの撤去、外壁の補修など。
ご近所さんは、遠方に当面の食料と水の確保。
水を分けていただけたことは、本当に助かりました。
嫁さんと子供は、遠方の実家に避難兼食料、水の確保に出ましたが、通常高速で片道1時間半の道のりが5時間かかりました。
親戚や、友達、仕事仲間から連絡がありましたが、雨が降る前に近所の屋根の補修をしなければいけないので話をする暇もなく、必要なものを尋ねられても、とにかく目の前のことで精一杯で何が必要なのかもわからない状態でした。
ライフラインは、電気が二日、水が四日で復旧しました。
電気と水が復旧したことで、生活にも余裕が出てきて、大分楽になりました。
でも、プロパンガスがなかなか復旧できず、ポットでお湯を沸かして湯浴みをする日々が続きました。
お湯が沸くだけも、ありがたい。
サンクス建設としては、本震3日目の18日から、大工さん3人とけんちゃんで屋根の被害がある所にシートをかけに回りました。
といっても、シートはあまりなかったので、節約のために使用できる瓦は葺き直したりしたので、とても時間がかかりあまり多くは回れませんでした。
おまけに、車の移動では通行止めのところがあるので大渋滞。
仕事がはかどらず、雨が降るのにシートもかけられないところも多くありました。
約1か月はシートかけの仕事が続きます。
その後も、大雨や強風などでシートの手直ししなくてならず、通常業務に戻るには時間がかかりました。
おまけに、一度ストップしてしまった新築やリフォーム工事を段取りし直すことも大変で、なかなか思うように工事が進みませんでした。
そして、復旧にかかる見積もり作業。
半壊以上の罹災証明が出ると、57,6万円の支援が受けられるのですが、そのための見積もりや書類作成など。
実際は、見積もりをしてもなかなか工事ができていません。
というのも、あまりにも広範囲に被害が出たために、職人さんが不足して工事ができません。
特に瓦工事やクロス工事は、いつできるのか見当もつかない状態です。
5か月たった現状としましては、震災被害でとてもひどかったお宅のリフォームがそろそろ終わりそうです。
そして、次の復旧工事に取り掛かったところです。
とりあえずは、少しずつ復旧が進み出しました。