御領の平屋の家上棟

震災で被災されて建て替えとなったお客様のお宅の上棟です。

ご年配夫婦の平屋の家。

今日は、あったかい事務所での打ち合わせをしたので、完成が楽しみだとおっしゃられていました。
天気のいい日に地鎮祭

基礎配筋工事

基礎完了

杉の磨き丸太末口8寸大黒柱

上棟

 

明日は、屋根仕舞い。

天気が良くてよかった。

健康寿命を延ばす家

最近は、テレビや新聞などでも取り上げられるようになった「健康寿命」。

健康寿命とは
WHOが2000年にこの概念を提唱した。平均寿命から日常的・継続的な医療・介護に依存して生きる期間を除いた期間が健康寿命になる。
平均寿命は寿命の長さを表しているが、健康寿命は日常的・継続的な医療・介護に依存しないで、自分の心身で生命維持し、自立した生活ができる生存期間を表し、健康寿命が高いほど、寿命に対する健康寿命の割合が高いほど、寿命の質が高いと評価され、結果として医療費や介護費の削減に結び付く。
世界保健機関も世界各国の政府や保健医療政策を管轄する行政機関(一般的には保健省という名称である)も、健康寿命を高め、寿命に対する健康寿命の割合を高めることを重要な政策目標にしている。
ウィキペディアから引用

簡単に言うと、健康でいられる寿命ですね。
いくら平均寿命が長くたって、健康寿命が短ければ不自由な生活を長く過ごさなけれないけません。
さらに、医療費も多くかかってしまい、個人的にも公的な財源にも負担になってしまいます。
今後は、ますます高齢化社会となっていくので、病気の予防、健康的な暮らし、介護のしやすさが今後の課題となってきます。

そこで、昨日アップした記事とつながってくるのですが、住宅の温熱環境と健康の関係性です。
室温が低い住宅は、健康に良くないことがわかってきました。

「健康寿命を延ばす家」とは、ハイブリッドソーラーハウスのことです。
24時間、家中どこでも寒く無い暮らし。
しかも、太陽熱を利用するので、光熱費も安いのです。

今週末は、冬のシーズンでは最後の「あったか体感会」です。
ぜひ、実際に体感してみてください。

スマートウェルネス住宅推進事業の中間報告

スマートウェルネス住宅推進事業は、国土交通省が行っている調査で、住宅の温熱環境と健康に関しての調査です。
簡単に言うと、断熱改修前と後の健康調査をして、断熱改修をすることによって、健康にどのような影響があるかを調査するものです。
健康調査なので、数年間かけてやります。

そして、この調査の中間報告が発表されました。調査の概要
起床時の室温と血圧の関係

冬季において、起床時の室温が低いほど、血圧が高くなる。

高齢者ほど室温低下による血圧の上昇が大きい。

高齢化と室温・改修後の室温と血圧変化

高齢者ほど室温低下による血圧の上昇が大きい。

断熱改修によって室温が上昇し、それに伴い居住者の血圧も低下する。

入浴時事室温の関係

居間または脱衣室の平均室温が18℃未満の住宅では、入浴事故のリスクが高いとされる熱めの入浴をする確率が高い。

断熱性能と冬季死亡率の関係

寒冷地では、断熱性能が良いため冬季の死亡率が低い。

北海道や欧州の寒冷地では冬季死亡率が低い。

以上が、中間報告です。

まだ、これからも調査が続きますので最終報告が出ましたらそしらせします。

 

ちなみに、報告書の5ページにも記載されているイギリスの保健相が推奨する室温指針です。

日本で上記の指針をクリアする住宅はどれほどあるのだろうか。

ハイブリッドソーラーハウスは、リビングはもちろん、脱衣室や浴室、トイレ、寝室、廊下までも、家中24時間クリアできます。

本当の健康住宅とは、健康に暮らせる温熱環境がある住宅のことなのだと思います。

自然素材で人にやさしい家ももちろん良いのですが、まずは温熱環境を確保してからですね。

平屋が人気。

震災後、10ヵ月が経ちました。

最近は、だいぶん解体も進み、空き地が増えてきました。
既に新しい家も建ち始めています。

先日は、益城町を通りましたが、主要道路の両脇の建物はほとんどが解体され、殺風景な街並みとなってしまいました。
今後、どのように街づくりを進めるのか、話し合いが行われています。

弊社でも、復旧に伴う工事が進みました。

屋根の瓦が大幅に被災して雨漏りがひどかったお宅の改修や、ジュラク壁が崩れ落ちてしまったお宅の改修、瓦の補修工事、内装のクロス張り替え工事など。

そして、新築工事も始まりました。

半壊の被害にあわれたお客様で、取り壊して新たに平屋のお宅を新築されます。

震災後は、復旧工事で忙しく営業活動ができなかったのですが、毎年行っている冬のあったか体感会は現在開催中です。
念願の自宅兼展示場を拠点に毎週体感会を開催しています。

今年は、お客様に変化がありました。
震災後ということで、需要はたくさんあるはずなのですが、2階建ての展示場にはあまり来場して頂けません。

平屋のお客様のお宅をお借りして行った見学会は大盛況でした。

お客様のお話をお聞きすると、ある共通点があります。
・被災して建て替え
・夫婦二人もしくは三人
・予算は1000万円~1500万円
・2LDK平屋
・年配の方

20~30歳台で家を購入して、築30~40年のお宅が半壊や全壊になってしまいました。
住宅を新築する計画などなかったし予算もない。
老後の15~20年のために高い家を建てるのももったいない。
子供は立派な家を作ってるので、家を継いでくれる人もいない。
とりあえず、安くて雨風しのげる小さい家がほしい。
このような方が、大多数のようです。

上記のようなお客様には、なかなかハイブリッドソーラーハウスの家までは気が回らないようです。
需要と供給。
ハイブリッドを求めている方もいらっしゃると思うのですが。。。

まあ、中には急に家を建てなければいけなくなったけど、最近の家づくりは全然知らないからしっかりと勉強をしないと、とおっしゃられる方もいらっしゃいました。

ご年配の方には、健康寿命が大事ですよと、健康寿命を延ばすには温かい家がいいですよを訴えています。