床暖房の平屋と2階建てメリット、デメリット

前回は、一般的な平屋と2階建てのメリット、デメリットをお伝えしましたが、本日は床暖房場合のメリット、デメリットを考えてみたいと思います。

まず、床暖房ですが、弊社で標準装備のハイブリッドソーラーハウスが前提です。

一般的には、リビングやダイニングのみという床暖房が多いと思いますが、ハイブリッドソーラーハウスは1階全部が床暖房です。さらに、蓄熱床暖房(コンクリートに蓄熱)する床暖房なので、運転していない時間(夜から明け方)もじんわりと家中を暖める全館床暖房です。

床暖房の平屋、2階建てのメリットデメリット

【光熱費】

平屋は2階建てよりも暖房する容積が少ないため、床暖房の設定温度は低くても快適です。その分光熱費は安く抑えられるので省エネです。

2階建ての場合は、吹き抜けがある時と無い時で少し違いますが、リビング吹き抜けがあると2階まで暖まりますので、その分床暖房の温度設定は高く設定します。平屋よりは光熱費が上がります。

吹き抜けが無い場合は、平屋と変わらないように思えますが、断熱層は2階の天井にあるので、2階もある程度暖められます。なので、平屋よりも燃費は悪いです。

【快適性】

平屋の場合は、温度が一定なので快適性は高いです。2階建てのリビング吹き抜けがある場合だと、1階と2階での温度差は1℃程度なのでそれほど快適性は変わりません。吹き抜けが無い場合は、少し温度差がありますが2階は1階より3℃くらい下がります。2階は寝室や子供部屋が多いのですが、1階が20℃で2階が17℃でもそれほど不快ではないようです。

【その他】

ハイブリッドソーラーハウスは、太陽熱を利用した床暖房なのですが、立地条件によっては南側からの日当たりが悪い所があります。敷地の南側にマンションがあり冬の日当たりが悪い時に、2階建ての屋根には日が当たると床暖房に利用出来るので、日の当たらない1階も暖かく過ごすことが出来るます。このような場合は平屋よりも2階建ての方が有利です。

1階で床に布団を直接敷いて寝る場合は、床の温度が高すぎると布団が熱すぎで寝苦しいことがあります。この場合は、床の温度設定を低くできる平屋の方が、心地よく眠ることが出来そうです。まあ、温かい方が気持ちが良いという方もいるとは思いますが。

床暖房の平屋と2階建てのメリットデメリットを考えてきましたが、それほど大きな差は無いように思います。平屋の方が燃費も良く過ごし易そうですが、敷地の広さや予算の関係で2階建ての方が多くなります。ハイブリッドソーラーハウスの場合は、2階建てでも平屋と変わらず快適に過ごすことが出来ますのでお勧めです。

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