城南のH様邸は築20年。
冬は寒いので各部屋でストーブやファンヒーターを使用して、灯油代は馬鹿にならないは、結露は激しいわで悩んでいらっしゃいました。
建て替えも考えられたそうですが、築20年で建物を壊すのは、省エネが叫ばれる今の世の中に逆行する事じゃないかと思い、リフォームすることで快適に過ごすことができないかと、いろいろと勉強されていました。
そんなときに、私共の冬のあったか体感会にお越し頂き、太陽熱を利用する床暖房の省エネ性や温度のバリアフリー化、結露がない暮らしに共感していただきました。
そして、ゴールデンウィーク空けにハイブリッドソーラーハウスへのリフォームが始まりました。
ハイブリッドソーラーハウスのリフォームと雨漏りの対策、外壁塗装、屋根の葺き替え、窓と天井の断熱工事が今回のリフォームです。
ゴールデンウィークを利用して、1階部分をすべて片付けて頂きました。
解体した床下は、シロアリの防蟻処置をして断熱材を敷き詰め埋め戻します。
ワイヤメッシュに床暖房用配管を図面どおりに固定します。
約20センチのコンクリートで配管を埋めます。
このコンクリートに太陽のぬくもりを蓄えます。
コンクリートの高さは不均一なので20ミリの根太を打って削ったり敷物をしたり水平にそろえ床を貼ります。
新築では、1階の押入れや物入れ以外は床暖房をするのですが、リフォームの場合も考え方は一緒です。
基本的には、歩く部分のLDK、廊下、洗面、トイレ、和室などは床暖房をします。
あわせて、断熱工事も行います。
ハイブリッドソーラーハウスは、床暖房ですがお尻や足を暖めるものではありません。
太陽熱のエネルギーをコンクリートに蓄え、その輻射熱によって24時間家中が寒くない暮らしを、省エネで実現させるための床暖房です。
ですから、LDKだけではなく廊下や洗面、トイレ床暖房してその熱が逃げないように窓や天井、壁などの断熱工事も行います。
現在、コンクリートの水分を取り除くためにボイラーを利用して仮炊き中です。
約3週間ほど炊き続けます。
まぁ、夏は地獄です。
次回は屋根の工事でも・・・。